diary

たまごをうむ

みなさんは無精卵を産む親鶏の気持ちを考えたことはありますか?僕はありません。しかし無精卵を産む親鶏の気持ちを考えたことのある人間の方が、無精卵を産む親鶏の気持ちを考えたことのない人間に比べ気くばりや心づくしの観点からして人間的に豊かである…

トゥイッター

今さらながらtwitterを始め、使い方もいまいちわからないままに、いけしゃあしゃあとブログで告知してくんくんしている私がいます。すぐ飽きる予感もありますが、それまでは一生懸命くんくんしようと思います。 やってる人いたらごいっぽうを!フォローする…

チョコレイト・ディスコ

バレンタインに「チョコレート」が手段として採用されているのには、毎年ひっかかりを覚え続けています。義理だ友だ逆だと各種亜型はあるにせよ正統派のジャパニーズ・バレンタイン・デイは「女性が男性に思いを伝える」日なわけです。だからこそ、このチョ…

ほし

ソカバンの新曲が良い。 青春っていうのはどうにも不思議で、「そこに確かにあったはずの(そして今は失われた)もの」という形でしか語られない。そこでは、それが実際に存在したかどうかなんてまるで問題とされない。「過去を振り返る」という行為そのもの…

超音速

かよいの床屋のなじみの理容師さんが美容師の資格を取得、新天地を求め店を去ったのは去年の11月いっぱい。かれこれ4年半の付き合いだった。会話の巧みなタイプの理容師さんではない、ざっくばらんに言えばジョークのセンスに逐一欠けるバーバーではあったが…

泡の

まずはじめに、あまりに見苦しい単語が今日は何カ所か現れるが上品を是とする当ページ、そこは「いいはなシーサー」と記すことでご容赦いただきたい。 さて、父親マモルについて孝の精神を欠きに欠いた悪口を散々つき、わざとらしいことこの上ない「ひき」で…

血筋

去年末の私の目に余るごんたくれ振り、そのなんたるかをご理解いただくにはひとつ話をさかのぼる必要がある。つまりマモルの話から始めなければならない。 マモルは亭主だ。亭主であり三児の父だ。あるとき彼は息子であったし、孫でもあった。未来には祖父に…

三が日

あけましておめでとうございます。今年もご贔屓にお願いします。今年こそは更新します、しまくります!内容なんてどうでもいいから、変顔写メってアップしてはい変顔もアップできる度胸ありますよすごいでしょ〜的などうしようもない電子の無駄づかいエント…

2008年聞いたもの

去年はびっくりするくらい音楽を聴かなかった。けれど行わずにはいられない毎年恒例のむりやりランキング。 まずは次点から。アルバム・シングルごっちゃで。わけるのめんどくさい。「」が曲で『』がアルバムの名前です。 The Verve 「Love Is Noise」 capsu…

さらば2008

今日をもってついに救急医学科での研修が終わった。選択期間の延長を含めて半年間お世話になったことになる。率直に、大変だったけれど楽しかった。いつかどこかで救急医学をまた学びたい。怒られまくった分の力もついた。叱られている時は心を閉ざし、ボク…

「レコ大」化してしまった…

その言葉が取りざたされ始めた時から不安はあった。路上。それは「ストリート」でなく「道ばた」でもなく、サクセスストーリーの揺籃としてある独特の意味合いを付された「路上」。今年のM-1グランプリの感想を書いている。つまり私はNON STYLEが優勝するさ…

連休

私の理解する範囲で述べさせてもらうと、「振替休日」とは人間の「休み切れなさ」にその根拠が置かれているわけでしょ。たとえば今週のように祝日が日曜日と重なってしまった場合、そこが人間の悲しき限界、祝日と休日とのダブル休み体制をたったの24時間で…

咲くLOVE

ヒトに本来的な心の弱さ、つまりときにはこぼしたくもなる愚痴や泣き言。それらを含め内なるネガティブな感情、嫌いなあれこれについて話をするのは私の好むところではない。えてしてそれは非生産的であるばかりでなく周囲にもマイナスの感情を振りまき、全…

one month off

思えば丸々一ヶ月も更新しなかった、自身の生活そのものとも言えるこのブログを。時間が無かったわけではない。私が日記を書くときそのスピードはおよそ1時間1000文字程度であって、これはおそらくブロガー業界においてかなりのスロウペイスとは思われるもの…

ナッシング・トゥ・ライト

日記を書こう。内容どうこうではない、とにもかくにも文字を連ね「更新」を形として残すことが大切だ。何せもう1ヶ月近くもこの場所を放置している。当直が立て込んでいたことも直接、間接の影響を与えていようが、書きたいことが全然浮かんでこない。仕事の…

ロケチリ

舞い上がっている。浮かれモードを抑えきれない。隠しても仕方ないから言うけれどね、というか、言いたくて言いたくてたまらないから喋ると脇毛が全部ヒジキになる呪いにかかっていたとしても自主的に言うんだけれどね、Rocket or Chiritoriさんからコメント…

バースデイ

今日で28歳になりました。いい大人です。そろそろ、アロマセラピーをアロマテラピーとか言って気取ってんじゃねえぞこのコノヤロー!といったどうでもいい憤りから引退したいです。未だにそういったムダなかっこつけを許容するキャパシティをもてません。世…

延長

原因不明のアレルギーに悩まされている。徹夜に重ねた心臓マッサージでくたくたになった体に缶ビールを携え、すでに1年半を暮らした研修医寮のドアを開けばそれはゆっくりと訪れる。雨を待つ日曜日がそれと気づかぬスピードで湿気を増していくように、私の体…

桜吹雪の

いやあ、充実の24時間テレビでしたね。エドはるみが100km走りきってランニン「グー」とかおきまりのジョークをいうシーンはなんだか笑いを超えて感動すら呼んでいたし、100kmマラソンの応援に森口博子とMieが「負けないで」を歌っていたけれど定番とはいえや…

まんぷく

当直がたてこんでいて日記をつける時間もなかなかとれなかった。お盆に実家に帰ることもできず(心のふるさと苗場には万難を排して帰郷したが)、併せて小中学校来の友人たちとも顔を合わせることもできなかった。 当直の日と当直明けの日がひたすら交互に続…

summer sonic '08

サマソニ東京の2日目に行ってきた。生まれて初めてのサマーソニック。 mixiって前日から慌てだしてもチケットなんとかなるのね。なんの権利のあってかなくてか「良識派」の方々が「サマソニのマナーを考える」みたいないけ好かないことこの上ないタイトルの…

サマー・バケーション

暑い。暑いよ。この火曜日から夏休みをいただいている私はたける夏をそれなりに謳歌しているのだが,病院を一歩出て何がびっくりって世の中では梅雨明けの暑さがこんなにも威をふるっているという。あろうことか私の住む部屋のエアーコンディショナーが絶妙…

つられてしまうの

前回のエントリでもちらりと触れたように現在私は救急部をロウテイト中である。そこで今日は病院随一の集中管理体制がしかれるIntensive Care Unit略してICUにおける日常のヒトコマを紹介しようと思う。みなさーん、院内のほがらかエピソードや研修医ナマの…

ホットライン

上半期と下半期のさかいめの月替わりをもって、小児科での研修が終わり救急部での研修が始まった。 小児科はとにかく楽しかったなー。看護師さんの雰囲気がばつぐんに良くて、病棟の壁には目がつぶれるくらいたくさんのアンパンマンが飾ってあるかと思えばプ…

鹿

とっくに東京に帰ってきてはいたんだけれどパソコンの調子が悪かったり友人の結婚式があったり(おめでとう!)飲み会だったりパワーポイントいじっていたりととにかく忙しくて、日記を書く時間はないし学校ないし家庭もないしヒマじゃないしカーテンもない…

あをによし

小児救急学会に出席するため奈良に来ました。すみません嘘でした、ラストフレンズの最終回を奈良で見るツアーのついでで学会にも参加するというのが正確です。退屈な毎日が急に輝きだしました。 カナダに続く学会行脚、移動費交通費もばかにならず貯金が底を…

マジックアワー

そいつを逃したときの最高の方法を知っているかい…それはね、ただ、明日を待つことだよ…。 この週末に三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」を見てきましてこれが実にあたたかなユーモアにあふれた作品、感銘と言うには大袈裟だけれど何らかの形で感化を受けた私…

皿を隠す

もはや旧聞に属す話ではあるけれど今年の関東甲信越地方は例年に比べずいぶんと早く梅雨入りしたらしい。ここの所たしかに雨が目立つ。街並みをとりどりの傘がいろどる風景がぐっと「さま」になってきたような6月の空模様。気圧の関係なのかこの季節あれこれ…

トロント

少し間が空いてしまったがカナダから帰国した。学会の「が」の字も知らない私がきなりトロントで「アメリカ胸部学会(American Thoracic Society)」とかいう、いかついことこの上ない場所へ出向くという、これは私の中ではある意味ウルルンばりのイベントで…

ラブレター フロム 俺

本日15時のフライトをもって、カナダはトロントに発ちます。生まれてこのかたガリ勉一筋、恋の御堂筋で通してきた私としては遅すぎる学会デビューといえなくもないですが、はれて私も学識者の仲間入りとあいなるわけでトロントからはナイアガラが近いなあと…