キスじゃなくてkiss

何をそんなにカッコつけてんの?みたいなのってあるな。医学部で「違います〜、盲腸じゃなくて虫垂炎です〜」とか。んなもん、世間一般では「盲腸」なんだからいいじゃんかよ!
違います〜、「チンする」じゃなくて「温める」です〜。うるせえ、チンでいいんだよチンで!
ファミコンじゃありません〜、ゲームキューブです〜。LUNA SEAは「解散」したんじゃなくて「終幕」したんです〜。はいはい。お疲れ様でーしーたー。
そういや小学校時代、忘れ物をしないことと宿題をきちんとやってくることだけが取り柄の「いい子」ってこういうこといっつも言ってたなあ。つうか自分も散々こういうこと言ってきたな、忘れ物も宿題もダメダメだったくせに!死ね、昔の自分!反省した。今後は考えをあらため、「言葉なんて同じ意味で通じりゃいいじゃん」をモットーに生きていこう。


と言いつつもまあこういう「同じ意味を表す正しい言葉遣い」に関することならまだ我慢できるんだけど、正しいも何もないところで、自分のためだけにニュアンス出して「無駄に意味をかっこよくしよう」とするやつ。
街中でキスしてるカップルの一部に「違います〜、キスしてるんじゃなくてkissしてるんです〜」然とした態度をとる人たちがいるじゃない。何がkissだっつうの!お前らは世間様に対して何のニュアンス出そうとしてんだっつうの。こういうのがホントもう、うああー!!ってなる。「あ」に濁点が付かないのが悔やまれるくらいの「うああー!!」ってなる。


自分たちの中でどんな風にニュアンス出しても、あなた方は「街中でキスしても許される人」にはなれないのです。ましてやkiss何て夢のまた夢です。政府の委託機関「街中でキスしてる不細工カップルは射殺して構わない委員会」代表を務める僕が言うんだから間違いありません。


とか思ってたんだけど…あれ、俺も「あに濁点」とかニュアンス出そうとしてるから同じ穴のムジナじゃんか!恥ずかしい!この考え止め、止め!


と思ったのでメモしておきました。自分の中でマジめちゃめちゃ恥ずかしかった。