新しい医学科書をつくる会

飽きた、飽きちまった、STEP(医学の教科書)読むのに心底飽きちまつた。
たかが本を読むだけの話なのになんでこんなに集中力が続かないんだ俺の脳みそ!って理由は明白、本来的に面白くないんだもの。今日も小雪が降り積もる余地まるでなしなんだもの。


どうしても内容がつまらない(さすがに内容に変更の余地はないからな…)のなら、せめて外面だけでもサービス精神を、つまり不必要な「エロ」を盛り込む必要があると思うのだ医学の教科書には。学究の書ではなく「国家試験対策用」の実学教科書なのだから、徹底的に「エンターテイメント性」を追求するというのも(最終的な学習能率さが上がるのならば)一つの形として十分「アリ」だろう。
ヤングジャンプよろしくヤングSTEPを発刊、3ページに1回はおっぱいかパンチラ欲を言えば無意味なセックスシーンを盛り込もう。読者が飽きるその前に矢継ぎ早、時流に合わせた新キャラ(今だったらメイド風ナースとかそんなん)をバンバン投入しよう。本来「文脈を無視した不必要なエロ廃止論者」である私だが*1、医学の教科書はそもそもストーリー展開もへったくれもないのだしこれを大いに良しとしたい。エロかっこいい(倖田來未)、キモかわいい(アンガールズ)などの複合概念が市民権を得てる昨今だ、「エロためになる」が教科書のあり方(の1つ)として定着していく可能性は十分に用意されている。のではないだろうか。
と、そんな「とっつきやすい」をコンセプトに据えたエロとバイオレンスが基盤の教科書作成。実は既に1940年代のアメリカで試みられており、1950年の初版発行に先立ちプロトタイプが1948年に完成し大きな反響を呼んだという記録が残されている。後の「ハリソン内科学」である。当然ながら大嘘である。


「エロ」だけでなく「バイオレンス/アクション」や「笑い」「スポーツ」などの娯楽要素を投入すれば鬼に金棒、間違いなく日本発世界最強の教科書の誕生だ。その他、女性用に恋愛を主軸においた内科学の教科書、BLを前面に出しやおい穴についても詳細に記述した解剖学の教科書、萌え単みたいな医学単語帳。楽しげな教科書がいくらでもつくれそうだ。ああ、夢膨らむばかりだ。
日本全国の医学部1学年7700人ではマーケットとしてあまりに小さいが、とっつきやすい教科書であればコメディカルの人たちも購読すると思う。しかも「健康」は国民の一大関心事、エロや笑いで敷居が低くなった教科書ならば医療関係者のみならず一般の読者層を獲得することも十分に考えられる。何だか知らないけど達成感で一杯だ。やったぜ!

*1:文脈もへったくれもないエロは大好き。