ブルーライト

3kgある。写真ではその大きさが伝わりにくいが、そのカレー3kgにつき、隣のコインは500円玉につき、である。本日の夕食は7人でこれを4つ食べた。途中4.5kgというふざけたサイズもあり、一人平均2kg。食べ過ぎて内側からお腹が痛い、腹がはちきれそうなことこの上ない*1
横濱カレーミュージアム恐るべし。いやあマジ楽しかった。カレーも美味かったし。I love Curry。最高だカレー。


そしてムード。横浜のムード。いい具合に雰囲気とムードがあるなあ、あの街には。腹ごなしがてら関内から馬車道を抜け海近辺のかっこいい所をあれこれ歩きカレーを吐き散らしたのだけれど、やばい。実にウキウキする。具体的に何がどうこうではなくて、漠然と宙に浮いた「予感」に満ちているというか、この街ならなんとかしてくれる!という安心感があるというか、とにかくいい気分になる。横浜にいると。


そう言えばサークルの後輩(横浜育ち)が、「横浜が大好きだから就職も横浜の会社しか受けない!」くらいのことを言っていた。それを聞いたときはどれだけ横浜好きなんだ。お前は石田あゆみか!と驚きもしたけれど、その気持ちが少しわかったような気がする。横浜にはそういう「何か」がある。
先々週のことか、群馬に行った折に「ホテル 横浜」なるラブホテルを見かけた。横浜の「何か」に魅せられこじらせたオーナーが勢い一発付けた、いや「付けてしまった」ホテル名なのだろうけれど、その気持ちもわからないではない。ヨコハマって何だかムーディーだべぇ。お前がベイブリッジで俺がランドマークタワーっしょぉ。そんな風にして、現実の横浜からのフィードバックを受けることなく肥大し、虚焦点としての「横浜」に投射された、勝手で幸福な憧れ。そういった地方独特の湿ったエキゾチシズムまでも飲み込む横浜の、懐の深さ。
現実の横浜を知り、実践する人が築いてきた「横浜」があって、現実の横浜を知らない人たちが想像し、語ってきた「横浜」があって、その総体というか止揚としての「横浜」がそこにはある。「そこ」というのがどこなのかは自分にもわからない。雰囲気だけでものを言って申し訳ない。


とにかく横浜、最高!カレー、最高!お腹、痛い!

*1:追記:翌日の昼までお腹が空かなかった…。