私の頭の中のBach

鯛の鯛こんなの)とはよく言ったもので、確かに一度そう見え始めるとこれが驚くほど鯛に見える。鯛のみならず一度そう見え始めたらもうそうとしか!ということはままあること、今やバッハにしか見えないのだ。医師国家試験77C22選択肢のAにあげられた脳のCT。



偶然iPodからバッハのカンタータが流れていたせいだろうか、この写真が目に飛び込んできた瞬間にもうバッハとしか思えない。表情の悪さはやや気になるが巻き髪具合などを考慮するにこれがバッハであることは疑いないだろう。おお、脳の中にバッハが!


当然ながら大バッハ当人からもこのようなCT所見が得られた可能性がある。鯛の鯛ならぬバッハのバッハ。ちなみにバッハがキーゼルバッハ部位(鼻血が出るところです)を持っていたことは間違いなく、するとバッハの中には脳と鼻中隔、二人のバッハがいたことになるではないか。これぞ世に言うバッハ曼荼羅である。いや、どこの世でバッハ曼荼羅と言うのかは知らないが。ぼんやりとしか見ていなかったけれど、音楽室に飾ってあった彼の肖像画も実はCTだったに違いない。ずっと騙されていた。危ない危ない。


ああ良い勉強になった。