ラブレター フロム 俺

本日15時のフライトをもって、カナダはトロントに発ちます。生まれてこのかたガリ勉一筋、恋の御堂筋で通してきた私としては遅すぎる学会デビューといえなくもないですが、はれて私も学識者の仲間入りとあいなるわけでトロントからはナイアガラが近いなあとか、プリンス・エドワード島赤毛のアンに会えるかもとか、そういうことは一切考えていません。ケベック料理やらオイスターバーになんてこれっぽっちも期待していないし、そういう俗物的な発想って実にくだらナイアガラー。オー、イッツ・ア・カナディアン・ジョーク。


参加する学会はATSといいます。「あなたのトロント生活、応援します」くらいの、気の利いたレオパレス的な会合かと思っていたら、実際のところはAmerican Thoracic Society(アメリカ胸部学会)とかいってつまりアメリカ人の胸元について喧々囂々の議論の飛び交う、名前を聞くだけで胸毛がぼうぼう生えてきそうなマッチョ極まりない催しでした。手元にあるのはパスポート、医学に対する汲めども尽きぬ好奇心(成田に忘れていく可能性大)、そして学会の予習にと先んじて購入した「地球の歩き方 〜東カナダ編〜」、これだけです。あんまり荷物ナイアガラー。胸毛も全然ナイアガラー。


てなわけで21日までカナダに行ってきます。帰国した私は胸元がもじゃもじゃしてるはず。それでは。