さらば2008

今日をもってついに救急医学科での研修が終わった。選択期間の延長を含めて半年間お世話になったことになる。率直に、大変だったけれど楽しかった。いつかどこかで救急医学をまた学びたい。怒られまくった分の力もついた。叱られている時は心を閉ざし、ボクロボットダシカンジョウトカナイデス…的な姿勢で場に臨む力がついた。私は貝になった。親身に指導していただいて、不真面目おちこぼれ一直線の私ではあるけれど、それでも半年前よりはいくらかマシになった。ハマグリになった。なんじゃそりゃ。
どこかのフロアの看護師さんが言っていた言葉に「そのフロアの仕事には3ヶ月で慣れるけれど、人に慣れるのは半年かかる」というのがあって、これまさしくその通り。金言。やっと半年を過ごして、ドクターもナースもその他たくさんの人たちの雰囲気にやっと慣れてきたと思ったらもうおしまいだ。残念だけれど仕方ないわ。みなさん、本当にお世話になりました。


この6ヶ月間自分でもびっくりするくらい日記を書かなかった。生活の一部と言っても差し支えなかったはずのこのブログに接する時間が激減した。一つ、当直ばかりで書く時間が無い、眠い。一つ、書く内容が浮かばない、事件に出会わない。一つ、当直明けにはどうしてもお酒を飲みたい、飲むとすぐに寝てしまう。これら諸要因がからまりほつれ貝になりハマグリになり、結果として更新から遠ざかってしまったわけだ。
来月からは、つまり新年からはせめて週1で何かを書きたい。この半年間で実感したのだけれど、書くことがないからと作文作業から離れれば離れるほど、どんどん頭がにごっていく。すまし汁が味噌汁になる。それはそれで良い気もする。


みなさん良いお年を。今年もみなさんのおかげで、すばらしい一年をおくることができました。