夜は全部飲み会だから昼間しか時間がない

3月も中盤を過ぎ、そろそろ引越の準備が必要だ。CDと本の梱包に追われて今日も日が暮れた。とにかく分量がありすぎる。同級生の家にあそびにいって一番おどろくのはとにかくCDと本の少ないことだった(例外も多々あり)のだけれど、どうやらうちにものが多すぎただけらしい。一向に片づけの終わる気配がない。


今朝は寒くて目が覚めた。3月の中旬というのに東京には雪がちらついた。
死ぬとわかっていてなぜ人は生まれるのか。それはあの世でやんちゃエピソードを自慢するためだろう。そこでワシの登場や!この一言をここぞでキメるために70年も80年も生きるのだとすれば、就職前の最後の春休み、私にとって今は残された数少ないやんちゃ製造期間であるはずだ。時間の束縛からのがれ自由奔放に夢を追い恋を謳歌しなくてはならない。しかし気が付けば梱包こんぽうコンポウで夕焼け子やけ、日はとっぷりと暮れている。せめて梱包の途中にれんほうやユンピョウが挟まっていてくれれば、すなわち梱包れんほうユンピョウこんぽうコンポウでさえあってくれれば気もまぎれようが、あいにく我が家は両者にゆかりのグッズを切らしている。



























どうだろう、この気のまぎれっぷりは。こんなに楽しい梱包作業がこの世に存在するだろうか。


あくまで可能性としての話なのだけれど、今日は2月17日なのだと思う。身が切れるほどに寒く、小雪までちらついたのだもの。今朝は寒くて目が覚めた。3月の中旬というのに東京には雪がちらついた。これは有力なあと押しを仮説に与える事実だろう。
19日から研修医として勤務を始める同級生のことを考えると頭のさがる思いでいっぱいだが、それでも自分があと2週間ではたらくだなんて信じられない。梱包の前にやんちゃしなくてはいけない。ただし、やんちゃな梱包はしてはいけない。やんちゃなれんほうも想像がつかない。このあたりのバランス感覚が非常にむつかしく、つめこみ作業は一向に進まない。