カミソリ、犬

当直明けでそのままスウィーニー・トッドを鑑賞、その足で赤犬のライブ。


スウィーニー・トッド。愛情と善悪を切り離しながら、つまり愛情にまつわる情念や切なさと善悪の価値観を、同時に進行する全く別次元の営みであると映しながら、最後までロマンティシズムを捨てきれない(捨てきらない)姿勢は、血しぶきに託されながらとっても感動的。
この映画を見た女性のみなさん、首切りのスクリーンに目を背けている場合ではない。隣の女性などひげ剃りシーンになる度に顔をスクリーンから背けていたが男性は今後、理髪店のひげ剃りの場面で今まで以上に刃物の恐怖に怯えなくてはならないのだ。何というトラウマ・シネマ!


その後は渋谷で赤犬。最高、最高、もっかい最高。
このバンドって(遊びすぎな時もあるけれど)上手いんだよな。ベースとかホーン隊のファンク精神がすみずみまで行き届いている。しかも馬鹿げていて大まじめで照れ屋で夢路アリス君ボーンで、死ぬほど楽しかった。
一緒に行った友人325さんががちゃっかり「赤犬福袋」を獲得していた。結構すごい確率だ、おめでとう!