aiko

ピンク。ハート。
半年間、ピンク色はキュートだしハートマークは超かわいい!好き好き大好き!ってがんばって考えるようにしてきたら、半年間で驚くほど自然にピンクとハートを好きだと思えるようになった。
この前病院の廊下でまっピンクの地にハートマークがいっぱい書いてある紙袋を持っている人が歩いてたんだけど、見た瞬間「あ、かわいい!」と思えている自分が正直嬉しかったし半ば誇らしかった。
どうやら半年あれば人の価値観は変えられるらしい。


そしてaikoがやばい。
曲がいいのは当たり前として、とにかく詩がやばい。
女の子の目線って言うものを今まで気にしたことがあまりなかったけど、人のこと好きになりながらこんなこと思ってるの?
気になる女の子を見つめている大好きなあの人の前をかわいく通ろうとか、唇全部あげるからあたしに夢中になってねとか。あたしの髪が揺れる距離の息づかいに幸せを感じたり、交差点でもう君を見つけられないかもっていう悲しみを感じたり。
まあ全員が全員aiko的な「好き」という気持ちを抱くわけではないとは思うんだけど、それでも現在のaikoの支持率を考えるに、相当な数の女の人がそういったaiko的な価値観に共感しているんだと思われます。
で、この価値観、すっごい身につけたい。日常一つ一つのでき事が今よりはるかに強く輝くだろうし、それより何より単純に、aikoの歌詞に出てくる女の子の考え方はとびっきりキュートで死ぬほどうじうじしていて、何というか、すてきだと思う。今までaikoの曲を聴いてそんな風に感じることはあんまりなかったのになあ。急にaiko的な価値観いいなと思うようになってきた。
実際に女の人が男の人を好きになってどんな気持ちになるのか。それはもちろん僕には一生分からないけど、分かった気にはなりたい。気が狂うほどの幸せを感じたりせつなさで身がよじれそうになったりしたい。
大丈夫。半年あればピンクもハートもかわいく思えるようになるんだから、aikoの価値観もいつかはきっと身に付く。


あー、あと「こんな風に好きになってもらえたらそりゃあ気分いいな」っていう楽しみ方ができるのが男側の目線の特権ですな。これはこれでとても楽しい。
aikoは女目線でも男目線でも楽しくって、一粒で二度おいしい。しかも曲がいい。
今日からaiko大好き宣言です!