文字の無い世界

バガボンド連載再開!ということでモーニングの表紙がかっこよすぎた。
井上雄彦のマンガは、絵の力というか語りが強すぎて、文字が入らないんじゃなくて「入れなく」なるんだなと思った。この人のマンガ、表紙に限らず、緊迫した対峙の場面では極端にセリフが落ちる。バスケでも斬り合いでも、試合(死合)のクライマックスで言葉が影を潜める。音が無くなって、風景だけが物を語る。
そういや作者は違うけど、「Beck」も音楽に入り込む瞬間無音の状態が訪れるね。他にもいくらでも例がある。やっぱマンガは最後は絵なんだろうか。