建築の歴史

藤森照信『人類と建築の歴史』(ISBN:4480687122)最高だった。
歴史を解釈する喜びと、建築物への愛に満ちた1冊。ちくまプリマー新書ということで、おそらくメインターゲットは中高生(実質は高校生)だと思うんだけど、こんなの高校生時代に読んでたら理1入って建築入ろうと思うに決まってるくらいに面白かった。この人の本、全部面白い。
っていうか授業も最高だった。駒場時代、色々な授業を受けてきて、その中に建築学科の先生がオムニバスで2回ずつ授業をやってくれるのがあった。藤森先生の授業(風水の話と、日本の古代建築と宗教の話)は、「90分の授業」として面白かった講義Best3に間違いなくノミネートされる授業だった。面白すぎた。あれほど短かった90分はそう例を見ない。


最近、面白いと思う物は全て歴史がらみだ。何とかゆっくり歴史のことを勉強し直す時間をとれないだろうか。まあ専門になったらすぐ飽きちゃうのかな。