部分的進路レクトミー

医学用語で「切り取ること/取り除くこと」を「rectomy」「レクトミー」っていいます。gastrectomyだったら胃切除、hemispherectomyだったら大脳半球切除、授業でない場合は授業レクトミー(類語:ブッチ)、まあそんな感じ。


で、進路ってのがありますわな。将来どんな科に進むのか、そもそもお医者さんになれるか全然分からないけど、まあ非常に予断を許さない余談だらけの将来設計(っていうか、将来設計なんて一度も真剣にしたことないぞ、困った)だけど、ただ一つ、この2週間で僕の将来からの3外レクトミーが行われたことだけは確かだな、と。外科は今まで実習させてもらった科が全部雰囲気よくて考え方もすっきりしてて結構いいなーと思ってたけど、部分的外科切除術は避けられませんでした。3外全摘術が行われました。マージンを十分にとりつつ、かつ他の科は温存的に仕上げました。おかげで予後は良好でしょう。再発の恐れはまずありません。ありがとうございます。
初日に結構な説教されて、そのせいで根に持って3外無いとか言ってんじゃないの?っていう批判の声が自分の中で一応あるんだけど、説教はむしろプラスですよ。叱り方が下手ってのはあったけど、言ってることはまあ間違いなく正しかったし、しっかり人を叱れる科は教育の場としてとても良いところだと思いました。でもそこじゃなくて、雰囲気。全体としての雰囲気、部分部分の雰囲気。お世話になった先生方のことは別の話として、何を書いても悪口になっちゃうからまあ書かないけど、3外は、無い。僕には3外の水が性に合いませんでした。


最後に提出した実習の感想には、全く心のこもってない、摩擦係数ゼロの言葉を羅列しておしまいにしてしまいました。自分の中では一番ランクの低い言葉。何で3外がダメだったのか、せめて自分の中では言葉にきちんとしておきたいです。押尾学さんなら、僕が13章かかるあれやこれやも2小節で片づけてくれるでしょう。Live like Liv!!