日常

多少の前後はあるものの、これといった用事のない日は大抵3時に寝て9時に起きる。身支度を整え簡単な朝食を済ませ、遅くとも10時には勉強を開始する。嘘をつけ嘘を、という声も聞こえてきそうだが、自分でも驚くことにこれが嘘でない。昨日学んだことをざっと振り返り、時には昨日ドトールにいた顔と服のちょっぴりエッチな見知らぬ人を思い出したりもしつつ、徐々に寝起きの頭にエンジンをかけていく。午前にある程度の勉強時間を確保できると午後の生活に余裕が出てカリカリせずに済む。だから、朝からてきぱきと行動するのは性に合わないのだけれど、日々一念発起でそこだけはがんばる。
というのは当然嘘だ。そんな修行僧のような生活を送れるわけもなく、ご多分に漏れず午前はだらだらしてたらあっという間に終わる。え、さっき嘘じゃないって言ったじゃないか?んなもん嘘に決まっている。オレ流のサプライズや!どんなもんじゃーい!


9時に起きるまでは良い。完璧だ。夏の蒸し暑さがいい塩梅に眠りを浅くしてくれているので、あとは目覚ましが鳴るのを待つばかり。尿意のまぶしいいつもの朝だ。どんなもんじゃーい!ただその目覚まし、iTunesを使った目覚ましソフト(iTafという)、これがくせもの極まりない。
そのような設定にした自業が自得とも言えるのだが、とにかくお気に入りの曲ばかりがランダムで流れる状態に目覚ましは設定されており、これが大問題なのだ。「3曲聞いたら蒲団から起きだそう」「ほっほ〜、そういう流れで来ましたか」などといつまでも蒲団でもごもご。起きていきなり活動停止のstandstill、蒲団を出るだけで一苦労なのだ。朝一番のだらけは当然尾を引き、ネットしてだらだら読書してだらだら、ご飯だらだらテレビdeだらだら、食器洗えばやはりだらだら。朝の「3曲」が午前全般にもたらすだらけ、前半開始5分までに自責点ハットトリックを決めるようなものと言えば良いだろうか、その意味はことほどさようにかくも重い。


午前が駄目ということは当然ながら、午後も、ひいては丸一日が駄目であることを意味する。ふと気が付けば「いいとも」が始まっていて、あ、あと10分ですか?あ、じゃあだらだらすんのあと1時間延長でお願いし、え、みんな延長でいいよね?ってなになに!?あーはいはい、あ、すいません、コーラ1つとウーロン茶を…あ、はい冷たいやつです、よろしくお願いしまーす。受話器がちゃん。そんなこんなで今日もいつの間にか太陽が大幅に下っている。お百姓さんだったら午後の仕事に一息ついて「昼と夜の間のご飯」を食べそうな時間である。ああ、自分なんて今日一日まだ何ひとつ生産していない、やったことと言えば一人カラオケボックスごっこだけだというのに…。


誰か規則正しい生活の仕方を教えて、いや、駄目な生活なりに規則自体は十分に正しいのでやはり、自分を適切に律する方法を教えて下さい!切実です!お返しには、だらだらするための100の方法論、こっそりお伝えしますので…。