上場

あれこれ文章を作る、ワープロを打つという行為が三度の飯、君と食べる三度の飯、いやさ君の作ったサンドイッチより大好きな僕だ。愚にも付かない駄文ばかりとはいえ自分の書いた文章には恥ずかしながら強い愛着があるし、振り返って過去のエントリを見た際に「ああ、書いた書いたこんなこと」と懐かしく思えるのはブロガー(この言葉、超恥ずかしいな…)としての密やかな特権だと思っていたりもする。ブログをつけるとは言わばweb上で公開オナニーに勤しみ、それだけならまだしも「あの時のオカズはこんなんだった」と感慨にふけり悦に入るようなものなのかもしれず、何にせよ実に悪趣味であることこの上ない。誰にも見せず一人でやってろ、勝手にサンドイッチ食べてろという話だ。


だのに。だのになぜweb上に駄文を書き連ねてしまうのかと言えばそれはやはりそんなウンコ文章を読んでくれる人がいるからで、コメント欄やメールを通じてコミュニケーションがとれることの喜びは本当に何ものにも代え難い。万が一にもここを訪れた人が僕みたいなメス豚のひり出したウンコを見て何かしらの喜びを感じてくれたのだとしたら、モニターを眺める数十秒を楽しんでくれたのだとしたらそれは身に余る光栄だ。日頃ここを読んでくれているUNCO大好き精神的スカトロマニアの方々、今日偶然にここへ立ち寄ってくださった方々、未だ来ずともいつかここを訪れる可能性のあるすべての方々。心からありがとう、ブログは僕の救いだ。というのも嘘嘘、ブログなんて所詮は生きてる間の暇つぶし暇つぶし。でも本当にみなさんありがとう。


ともあれ、そんな真摯で敬虔なブログ帰依ライフを送る私だが、先日新たな形でブログの与え給うた恩寵にあずかる機会を得た。お手数をかけて申し訳ないが以下のリンクを見比べていただきたい。

id:WAMASA:20061016(id:WAMASAさんの日記「雑記」)
id:shoshoshosho:20061016(僕の日記「ロマンティックあげるよ。」)


似ている。どうにも似ている気がしてならない。自分のエントリを後で読み返し気になる箇所を平気で直す癖が僕にはあるため、またWAMASAさんが氏オリジナルの文脈や表現・写真を盛り込んでいらっしゃる部分もあるため両者が完全に一致するわけではないがこの驚異の一致率、ドラクエ2の呪文をどうあがいても正しく書き写せず涙を飲み続けた僕にとってこれはまさに一つの奇跡といえる。ちょっと、ちょっとちょっと!な瓜二つ感だ。どちらが兄で弟なのか全くわからない上に、日付まで同じと仕事の細やかさが光るあたりも最高だ。
表現が遠回しになってしまったがどう考えてもやはりこれは「コピペされている」と言ってよいだろう。んふふ。んふふ。僕は今、喜びのあまり天にも昇らんほどに舞い上がっている。メス豚が大空へ羽ばたこうとしている。まあ飛べても豚はただの豚だが、バッタもんが出たら一人前という格言をあれするに今日からここも一丁前の上場ブログだ。ヒャッホ〜イ(浮かれまくってます)。


こんな例もどうだろう。

id:WAMASA:20060911(id:WAMASAさんの日記「雑記」)
id:shoshoshosho:20060807(僕の日記「ロマンティックあげるよ。」)


他にもいくつかのところでかなり大胆な複製を行っていただいているようで、もうとにかく嬉しいあな嬉し*1。思わず頬が緩み気分も浮き足だってしまう。どこかの誰かが自分が生み出した文章を丸々コピー&ペーストしてくれている。なんてすてきなことなのだろう。
たとえそれが手の込んだ晒しであったとしても全く問題ない。僕の書いた日記を気にかけてくれていることに代わりはない。こちらの利益が著しく損なわれるなら著作した権利がどうこうとも言いたくなるだろうが所詮ここはブログの世界、もし転写されたその文章がWAMASAさんのところで他の人に何かしらのチアーを与えていたとしたらそれで最高ではないか。誰が書いたとかそんなことはどうでもよく、形を少しずつ変えながら僕のアイデアが伝搬していくだなんて昔の流行り歌や民謡・おとぎ話みたいで超かっこいい。僕もそこら中からアイデアをパクりまくって日々ブログを更新していて、自分で文章を作る喜びがなくなるからコピペをしないというだけだ。


と、ここまで書いておいて実は「僕がオリジナル」ということを示す方法が全くなく、ここに書いていることは全部嘘っぱちの可能性があるという。実は夢遊病的に僕がコピペを繰り返していたのだとしたら…と思うとそれはそれでかなり怖いな。まあその時は、全力で謝ります。

*1:WAMASAさん、見つけたときは皮肉でも何でもなく嬉しかったです。お願いですから、もう僕がパクったことにしていただいて結構ですから、エントリを消したりしないでください。本当に皮肉の意味も非難の気持ちも全くありません。