屋根より高い

今日は端午の節句つまりはオトコノコ♂の日!と朝もはよからキャバクラ参りとシャレこもうとするとどうだどこで何をどう間違えたのか気が付けば、私は鎌倉にいた。ダジャレのつまらなさからするに判断能力が相当の低下を示していたに違いない。かの地は私と同じくキャバクラへの道を迷った紳士淑女でごったがえしていた。
予想外の人口密度はまさに驚くばかり、ホント酸欠で倒れるかと思ったよ、というのは言い過ぎだが鎌倉の盛況は予期せぬ勢いをみせつけていた。何、この鎌倉ブーム。そして何、鎌倉のこの楽しさ雰囲気の良さ。何てすばらしい町なんだ。


写真は瑞泉寺で見かけた「勝手」って一体どういう意味だろう?という底知れぬほどに深遠な問いを世界へと投げかける貼り紙だ。言語のしくみそのものにけんかを売っているとしか思えない。一休僧正を超えるとんちが今求められている。もっとすなおに生きていきたい。
「きっと喜ぶからいいもの見せたげる」と言われたと思えば景勝をするりと抜け一路この貼り紙へ案内された私自身が、少しばかり不安になった。もっとすなおに生きていきたい。