ロケチリ

舞い上がっている。浮かれモードを抑えきれない。隠しても仕方ないから言うけれどね、というか、言いたくて言いたくてたまらないから喋ると脇毛が全部ヒジキになる呪いにかかっていたとしても自主的に言うんだけれどね、Rocket or Chiritoriさんからコメントをいただいたのだ。これはもう舞い上がらざるを得ない。ヒジキご飯をたかざるを得ない。
中学生の頃の写真をサプライズで紹介された芸能人(たとえば国生さゆりあたり)が「うわーパツパツ!」と顔を赤らめる姿はブラウン管にお馴染みのもので、あれと似ているのかなあ、3年も前のエントリを改めて読み返すとこれはもう相当に気恥ずかしい。あまりのつたなさ、おさなさにうわーパツパツ!とパソコンのモニターをたたき割りたくなりもする。だがしかし今日だけは話が別だ。ロケチリさんからコメントをいただいた上に、私は国生さゆりではない。


http://d.hatena.ne.jp/shoshoshosho/20050630/p1


Rocket or Chiritoriって誰よー?といった具合の方も多いだろうけれど、あれは1997年の話。当時17歳の柴原聡子さんという女子高生が「Rocket or Chiritori」として友人たちと録った、あまりにすてきなCD "Tokyo Young Winner" がリリースされたのだった。ラジカセで多重録音というあまりにローテクな手法で作られたこのアルバムは、想像を絶した音質の劣悪さの手伝ってますますその魅力を増しており、10年を経た今にあって、私のフェイバリット・ワンとしてCDラックで変わらぬ存在感を発揮している。



ノイズまみれの楽曲はきらめくアイデアとメロディーにあふれ、そこには放課後の空気や青春のにおい。音を鳴らす喜びがそのままパッケージされた宝石箱のような1枚のCD。男子校でジメジメとくたびれた高校生活を送っていた私に色鮮やかな10代の風景はあまりにまぶしく映り、それは見知らぬ国への憧れにも似て私の胸を焦がした。色あせない楽曲の魅力と共に、その憧憬は今でも心臓に焼き付きぬくもりに満ちた鼓動を刻んでいる。ジャケ写を見てもらえれば何もかもが伝わるに違いない。
その後シングル1枚とアルバム1枚(だと思う。両方とも名盤!)を発表し活動を休止していたロケチリさんが、音楽活動を再開なさるという。イエスが3日後に復活した感じ?違うか。ともあれこんなに嬉しいことはない。ご本人からも「宣伝しなさい」という託宣をいただいたので、ここに堂々とリンクを張らせていただく次第である。


http://www.myspace.com/rocketorchiritori


以上、ロケチリさんからコメントをいただいた自慢をお届けした。いいでしょ、うらやましいでしょ。ねたましくて私の家の前にウンコとか生ゴミとか置きたくなるでしょ。どんどん置くが良いよ、なぜって私はうかれているから。今なら生ゴミにウンコまぶしてひじきご飯にあえて食えるから。4年もブログを続けていたらとんだサプライズともあるものだ。ロケチリさん、本当にありがとうございます。
みんなで聞こうロケット・オア・チリトリ。