東大の化学の問題を解きました。

東大05の化学の問題を解いた。
以下、感想というか覚え書き。


1問目(32分)
前半は普通。
見た目は目新しいけど、アボガドロ数が何かさえ知っていれば予備知識ほとんどゼロで解けちゃう。エをわざわざ問題にする意味がわからない、っていうか、わかんなくて適当に答え書こうとしてもXとYの表面圧が一致って書くでしょ、そりゃあ。
後半は、誘導がかなり親切だけど、キとクが難しいんじゃないでしょうか。っていうか、クの記述、(2a/1-a^2)のAとBでの大小を比べれば良いことを示して、そのために圧平衡定数(4a^2/1-a^2)Pを導入し、Pに関する初期条件から容器Aと容器Bでのaの大小を数学(ってほどのものじゃないけど)使って導く。っていう流れをどうやったら100字程度で全部書けるの?数学的な議論は全部すっとばせってことでしょうか。
解き終わった時点で30分以上たっていて正直あせった。


2問目(20分)
普通かつ簡単。最後のアルミニウムと銅の比較は問題の形で見たこと無かったけど、「3点」って明記されてるからちょっと考えれば普通に答えが出てくる。あ、あと、C×V=Jを知らないとキが解けないんだけど、生物選択の人ですらすらこの公式出てくる人は少なくて大変だったんじゃないのかなあ。
まあ、簡単とかいいつつ、エで、100ml→1lの変換を忘れて答え間違えた!見直しはちゃんとしましょう。


3問目(13分)
簡単すぎない?無水物がちょっと見えにくいかもしれないけど、他は超余裕っていうか、頭使うところ無い。蟻酸が還元性を持ってることとかを今更聞いてどうするのって感じです。平成17年だよ?(by 南海 ← この言葉超お気に入り)
あと、例にならうと、水素原子も書かなきゃいけないのがいやらしい。そこでの減点は無いと思うけど。

全体
易化?去年のも難しくなかったけど、それに輪をかけて簡単。
1問目のキとクだけはきっちり考えさせるけど、他は頭使う場所がほとんど無い。
計算量も(1問目はめんどいけど)去年より減ったか。