ミュージックバトン よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

○よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
1:『Rock Star』(The Yellow MonkeyJaguar Hard Pain」)
2:『ラブリー』(小沢健二 「LIFE」)
3:『Tell Me』(Rocket or Chiritori 「Tokyo Young Winner」)
4:『夢見るようなくちびるに』(サニーデイ・サービス 「MUGEN」)
5:『風の市』(Soul Flower UnionWinds Fairground」)


よっしゃ1曲ずつ書くぞー!(自分だけが楽しくて仕方ない)


1:『Rock Star』(The Yellow MonkeyJaguar Hard Pain」)
中学。2年生。
家に帰ってきた僕がまずすることは冷蔵庫を開けて麦茶。その足でまっすぐ進んでテレビのリモコンを手にしてスイッチオン!お目当ては大きく2つで、1つはBSでやってた「ボブの絵画教室」。アフロのおじさんボブロスが、軽妙で洒脱なトーク(吹き替えだけど)を交えつつ30分番組の中で超すごい絵を描き上げるのだ。ここにハイライトを付けてみましょう、ヒューン。ここはカドミウムイエローですよカドミウムイエロー。
で、もう1このお目当てが本題で「ミュートマジャパン」。ローカル局TVKでやってた、ひたすら色んな局のプロモーションビデオを流す番組。この番組が当時もっとも「とがった」音楽の情報源だった僕は、ミュートマに出てくる人たちこそが最高にカッコイイと思いこみ(まあ現に今思い出してもかっこいいけど)、時間が許す限りミュートマ見るようにしていたもんだ。


この曲はミュートマのオープニングテーマになっていて、それが多分イエモンとの出会い。聴いたことある人は全員うなづくと思うんんだけど、とにかくメロディーが珍妙なフックだらけ。そのくせサビに入ると吉井節全開のベタベタの歌謡曲メロディー。このギャップに完全にやられた。
「Rock Starになれば羽が生えてきて / Rock Starになればたまに夜はSweet」って歌詞。売れる前の無邪気な憧憬と現実はそんなんじゃないっていうクールな認識が絶妙なバランスで共存していて今でもすごく好きだ。
「Rock Star」で知ってから解散まで、そしてその後でも、いつだってイエモンは大好きなバンドだ。あんなにセクシーでかっこいい歌謡ロックをやった人たちはそういないんじゃないだろうか。


ミュートマと「Rock Star」がきっかけ、いわゆる「ランキング上位」とは別の興味が湧くようになった僕。近所のレンタルCD屋に言っては新譜や旧譜を借り漁った。
色々聴くようになった最初のきっかけはイエモンだったのかもしれない。


続きは明日かこーっと。自分だけがこんなに楽しい企画ってそうないな。