発言権

Frigoにてサクセス、K村、トミー、O山の4人と飲む。色々忙しいしやることもいっぱいあるから23:30には帰ろう!をコンセプトに飲んだ結果、家に帰ってきたのが02:30っていうね。まあ飲んでたみんなの時計がたまたま3時間ずれてただけだから仕方ないな。そういう偶然もあるんだな。家に帰ってきて時計見て02:30の表示を見たときはびびったー。えへ。


そんな精神と時の部屋的なタイム感でお送りする素晴らしいお店Frigoにて、隣の席に座ってた女の人がが「セックスって相性が大事じゃない?」「男って結局毎日やりたいだけなんだろうけど、こっちにも都合があるのよー」とか言っててうーん何だかなあ、ってか、正直お前不細工なんじゃ!全っ然かわいくないんじゃボケ!ふざけんなと。お前のセックス話なんて誰も聞きたくない法が与野党の枠を超え国会で採択されてんだぞと。そいつから漂ってくる「セックスのことをかっこよく話せる私ってかっこいいわー」みたいなオーラがもういたたまれなくていたたまれなくて。しかもかっこいいポーズでタバコとか吸っちゃって。あれだ、顔が全然かわいくない桃井かおりをイメージしてもらえればわかりやすいかもしれない。
彼女の話がイタ面白すぎて、こっそりずっと聞き耳を立ててたこっちのがはるかにキモいことはこの際置いておくことにしよう。


今テレビで流れてるAIDS検診のコマーシャルもそうなんだけど、あれに出てる女の人も明らかに「不細工」で、まあもちろん人の好みに振れ幅があるのはわかるけど、一般的にあの顔が美人ではないっていうのは間違いないと思う。男も別にかっこよくない。で、そいつらがテレビの前の僕らにメッセージを送ってくるわけだけどおいおい、文字通り「どの面さげて」意見してんだと。おめおめしろよもっと!誰に断って「セックスに関わることをきちんと話せる事って大事だし、決して恥ずかしい事じゃないんだヨ」みたいな空気流してんですか。もうそんなのイタ過ぎ。そしてここで「セックス」とか書いてる自分も同じようにイタいから「セックル」って表記する!
世の中みんな、そういう「権利」があるって勘違いしてると思う。もちろん、ルックスの悪い人が互いに恋や愛を育くむのは自由だ。セックルするのも自由だ。そこが自由じゃなかったら僕も不細工を含めて多角的にルックスが死ぬほど悪い人間なので生きていけなくなってしまう。誰にでも恋愛でもセックルでも「こっそりする」権利はあるでしょうよそりゃ。
ただそういう性の話や行動を「堂々とする」権利は特権階級にしか与えられていないと思うんだ。誰が何と言おうと、セクールの話を公衆の面前で「恥ずかしくないでしょ」スタンスでしていいのは、人前で肌を寄せ合いあれこれしていいのは、美男美女だけなのだ。不細工同士が街中でいちゃついてたらどう考えたって不愉快じゃん。


「絵になる」2人以外はセクールウォーズどうこうとかを「堂々」スタンスで話しちゃダメ!単純にキモい!「あたし(俺)にも許されるはず」って勘違いして、本来恥ずかしい「セックスの話」を堂々としてしまう。そんな勘違いの果てにあるのがジェンキンスさんと曽我ひとみさんの、テレビの前での熱烈キスなんじゃなかろうか。あれは形の上ではキスだけど、精神的にはもはや公開セクリマクリスティですよ。「私たちは悲劇のヒロイン/ヒーローだから、人前でキスしちゃってもオッケー」みたいなゆがんだ自己認識を感じずにはいられない。ワイドショーはあれを「世紀のキス」とか言ってもてはやしたけど、あんなもん違和感ありまくり、っていうか正直「見てて不快」のレベルだろあんなもん。


まあここでwebにこんなこと書いてアップしてる時点で僕も同じアナの不細工ムジナだけど、今日Frigoにいた女の人は、発言に「照れ」「申し訳なさ」が足りなすぎたと思われる。まあそのイタさがメチャメチャ面白かったから、むしろその人のファンになっちゃったけれどもね!