発表会

サークルH川のバイオリンの発表会聞いてきた!最後の発表会なんだって。


会場は大森だったんだけど、オブジェが半分壁に埋まっていて出土を待ちわびていた。あれだ、さすが貝塚の地、埋まってなんぼの世界なんだなきっと。当社はここまで埋めてみました!とかそんなプレゼンが建物の施工前には何度もあったんだろうな。


まあそんなことはともかく、僕は「最後」って言葉にすごく弱くて、自分がサークルの演奏会最後の時はグスグス泣いた(そのくせ、半年後いけしゃあしゃあと復帰)。W田がフォイヤー最後の演奏会って時も勝手に感動に浸って「W田がオケ乗らなくなるなんてね…」と一緒に聞いてたY内と、少し泣きそうになりながら感慨深く葛飾シンフォニーヒルズを後にしたものだ。そしてその後、W田はいけしゃあしゃあとフォイヤーに乗っていた。
その他、様々な「最後」にいつも僕は泣きそうになってしまう。バイト先の塾の最終授業とか、好きなバンドの解散ライブとか、「最後もの」に僕は極めて弱い。まあ世の中みんなそういうのには弱いんだろうけど、他のジャンルに比べて僕は「最後もの」に対する防御力が極だって弱いと思う。


今回の「最後」もやっぱり感動的で、H川は去年末の演奏会でサークルもやめちゃうから「ああー、H川がバイオリン弾いてんの見るのもこれが最後かもなー」とか思うと、H川ブラームスソナタ3番)を聴きながら何だか寂しくって、感慨深いって言ったら全然違うんだけど、とにかくこみ上げてくる「最後であることだなあ」の気持ちでしみじみと一杯になった。


そういう「しみじみ」をごまかすために壁オブジェの写真とったりしてるわけで、感動を茶化すそういう照れって本当にみっともなくて恥ずかしいんだけど、まあ人間の心のバランスなんてそんなもんだろう。僕の感動や笑顔や愛情はいつだって後ろめたいし、後ろめたいからこそ自信を持って言えることもある。まあそれでいいなと思う。


とにかく、素敵な演奏でした。