とにかく時間が足りない

おいおい。病院実習始まったら途端に時間なくなっちゃったぞ。1日の時間が足りないぞみさえ〜。何で11時間拘束された上に課題とかまであるんだっつうの。まあそんなの当たり前と言えば当たり前なわけだし、25才にもなって課題とかがあること自体がそもそも恥ずかしいんだけどさ。それに他学部の院生の方がよっぽど大変なんだろうことを思うとますますこんなこと言ってる場合じゃないのだけどさ(求む、「うちの学部はこんなに大変」話!)。結局レポートは前の班の人のを丸々もらったわけだけど、それでもただ、時間がない。


まあそれはともかく、かてて加えて最近、メール「業務」がすごい多くて自由気まま好きにワープロ打つ(キモいことに一番の趣味なんです)ための時間がない。あ、無論、知り合いと楽しくメールする時間はこっちに含まれるよ。
ブラインドタッチしながらですら女の子にモテるために「タイプする度に子犬のワルツが鳴る」モデルへと改造された、俺のせっかくのファンシーキーボード「パトラッシュ」も浮かばれず泣いている。ルーベンスの絵の前、天使に囲まれ天に召されようとしながら泣いている。あ、そっちはネロか。あれ、二人(一人と一匹)一緒に召されるんだっけ、わかんなくなっちゃった。ってなくらいうちのキーボードがかわいそうだ。ショパンフランダースの犬の間に何ら関係があるわけじゃないのに、何となくのノリでパトラッシュとか名付けられてしまったあたり特にかわいそうだ。そしてとにかく、時間がない。


考えてみれば最近は好きな人にラブレターも書いてないじゃないか。2年くらい前から、大学が始まるといつもこうだ時間に追われて、単語の隅々、ひらがなにするかカタカナにするかまであれこれ悩んで、「あなた」という一般二人称に世界でたった1つの固有性を込めて、1つの気持ちを伝えるために100万の言葉を費やしてもまだ足りなくてもどかしくて焦がれて掻きむしって、しまいには結局ぶっとい筆でT-shirtに「好き」って書きなぐって街中を練り歩くことをしていない。実に、もうここ25年していない。そのくらいに、時間がない。