ヘルシー・ライフ

チョコのパンが好きだ。めっぽう好きだ。隣にコーヒーなんてあった日にはもう一人ビタースウィート・サンバ、甘さ苦さに心がメロメロしてしまう。最高だぜチョコレイト・パン。ただ問題なのはチョコパンの栄養価の偏りというか、言ってみたら「カロリーしかない」みたいな所。炭水化物(パン)を美味しく食べるために炭水化物と脂肪(チョコレート)を足して、それを美味しい美味しいと涙を流しながらムシャムシャしてしまうわけだから、もう!このカロリーまじ意味ない、死ねばいいのに。そう分かってはいつつ今日も昼飯にドトールでショコラさんちのブレッドくんをモグモグ。もっと適切な栄養摂取のあり方が存在する気がしてならないのであった。


とは言うものの、チョコパンしかり、そういった栄養価の面で「実のない」食べ物は総じて「心の栄養価」が高いのも事実だなあと。甘いもの類なんて基本「心」意外に得るものはないわけだし、僕の愛してやまないビールなんて無駄にカロリーが高い尿酸値は上がる二日酔いになる、明日は落とされる人数の最も多い科目である泌尿器科の試験なのに軽く酔っぱらって眠たい、と体に良いところなど基本ない。
一方ヒジキやオカラ、これらはどれだけ実質の栄養価が高くても、もちろんすごく美味しいけれど、やはり心の栄養価は低いと言えるだろう(「健康志向」という形での一回りした「心の栄養価」はあるけれど、それは理性に裏打ちされた美味しさだから別物)。何だか世の中の食べ物は美味くできている。食べて美味しくないしリアル栄養価も低い食べ物はとっくに淘汰されているのだろうから、それも当たり前のことなのだが。
とにかく、食べて美味しいものにはそれなりに、いや最高に意味がある。気持ちが華やぐ。


てなわけで忘年会のビールも心への栄養価が十分高いのだからガブガブ飲むことにした。合い言葉は「ビールは健康食品」これで決まりだ。年末は相当健康になりそうだ、心だけは。