タイムテーブル

昼夜のリズムが待ったないことになっている。半逆転や逆転などを通り越し今や「アナーキー」の様相、中原中也も中原昼夜に聞こえくる末期の有様それが私である。5時に眠くなったかと思えば次の日は23時に眠くなり、昼寝をすれば17時から爆睡をし24時に起きてしまったり。
生活を縛るものが何一つないからだ。国家試験の勉強は起きている間であれば(能率はどう考えても昼の方が良いのだけれど)原理上はいつでもできる、という甘えが私の体内時計を蝕んでいる。しかもちょっと頑張って早起きしてペースを調節しようものなら半端な眠気が残ったりして笑えるくらいに全然進まないのだこれが。
ああ、私の脳幹及び松果体には何が起きているというのか、メラトニンの変わりに何トニンが分泌されているというのか。ポール・マッカートニンが分泌されていたらどうしようか。

現代社会では、照明器具の発達やサービス業の24 時間化などの理由により、生活パターンが不規則となって太陽とは無関係の生活が 当たり前となっています。昔ながらの日の出と共に起きて、日の入りと共に眠るという生活パターンを踏襲できなくなりました。
そこで、光療法では、太陽の代替として2500 ルクス以上の光を浴びることにより、体内時計をリセットし メリハリのある生体リズムをつけます。
朝、2500 ルクス以上の光を浴びることにより、自律神経に影響を与え、交感神経の働きを活発にし血圧や体温を上昇させて、 身体を覚醒させます。一日をスタートさせる、まさにアクセルの役目を担います。
http://lighttherapy.lighttherapy.jp/


高照度光照射療法を試みようと深夜パソコンのモニターをいくら眺めても、照度Maxにしているにも関わらず病状は一向に回復の気配を見せない。暗い部屋で一人テレビは付けたままにしてみても儚さに包まれ切なさに酔いしれるばかり、ひどい時には外国で飛行機が落ちニュースキャスターが嬉しそうに乗客に日本人はいないばかりで私の睡眠状況に何ら改善の徴候は見られない。ネットやテレビが面白すぎて、夜に光を浴びてどうすんだ、そもそも照度が足りないだろう。そんな冷静なツッコミを入れることもできない。


コンビニがあれば24時間たいていの買い物はこと足りてしまう。私の生活をかろうじで人間たらしめているのは昼ご飯にいただく徒歩5分のラーメン屋瀬佐味亭の担々麺と麦ご飯のみであり、あの店が11時に開くことだけが外界と私をつなぐ唯一のかすがいとなっている。ただし最近の瀬佐味亭は週7日、日曜日も休まずせっせと営業しており曜日の感覚が得られにくいという致命的な弱点がある。もっとこう何だ、糸巻きだ洗濯だ、曜日ごとのイベントにテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャしたいのだ。


何とか取り戻したい、太陽と笑い月と眠る日々を取り戻したい。あの日の陽光はもっとまぶしかったし、あの夜の月明かりはずっと優しかった。なぜこんなにも生活リズムを保つことは難しいのだろう。イベント、朝起きて夜寝ざるを得ない業務。それが今の生活には書けている。強制力は本当に大切だ。お願いだ、どなたか、私をがんじがらめにしてはいただけないだろうか。