おほしさま きらきら

だってブログのタイトルが「ロマンティックあげるよ。」なんだから、もうこのタイトルで3年間もやっているんだから7月7日に七夕の話をしないのはウソだろう。加えて前日は君がこの味を好きだと言ったからサラダ記念日、俵万智の顔を思い浮かべるに多少のムードダウンは否めないが、総じていやがおうにもロマンティックの雰囲気は高まりを見せ、のぼる蒸気の力はタービンを回し風をたぎらせ雲をなぎはらい、はれて彦星と織姫は一年ぶりの逢瀬をかさねることができるという寸法。


さてその頃ロマンティックな私はなにをしていたのかというと、ロマンティックの大本尊(リア・ディゾンじゃないよ)たる勤務先の病院でロマンティックなモニターへ向かいロマンティックなサマリー(入院中の出来事のまとめ)を書いていた。地下1階のロマンティック食堂でひとり昼食を食み、E4Nの看護師さんの飾った笹の葉にロマンティックな願いをささげ、と言いつつもちまえの照れ屋が手伝って適当な願い事でお茶と短冊をにごし、再びロマンティックなモニターへ向かいロマンティックなサマリーを書いていた。途中ロマンティックな姿勢で昼寝をたしなみロマンティックな夢を見、なお再びロマンティックなモニターへ向かいロマンティックなサマリーを書いていた。夜は塾の教え子たちとの同窓会でシブヤに出かけたけれど、そこにはネオンと喧噪と大学生たちの七夕コンパ、そして曽田と甘太郎と天狗しかなく、驚くほどにロマンティックのかけらもなかった。いやごめん、私と天狗のマグナムボトルだけはロマンティックの名に値していた。ドラゴンレーダーが反応していた。


お気付きのとおり、七夕なんだからロマンティックって言っておけばなんでもエエヤン。そういう気持ちでこのエントリは書かれた。