「JOY」と「長い夢」

YUKIの「JOY」ずーっと聞いてる。
死ぬまでドキドキしたいわ 死ぬまでワクワクしたいわ。
まさにそういうことなのよ!ワクワクしたいのよ!
将来パンダ飼うことがあったら名前はドキドキとワクワクで決定なのよ!


あ、あとそう言えば、2月に銀杏BOYZ見てきたとき(id:shoshoshosho:20050219)も、峯田が「YUKIちゃんが新しい曲で『死ぬまでドキドキしたいわ 死ぬまでワクワクしたいわ』って言っててよお、何だよ、俺と同じこと考えてんじゃんって嬉しくなってさあ」みたいなMCしてた。江頭みたいなふざけたかっこ(上半身裸に細身の黒いパンツ)してるくせに、いいMCだった。
その時は多分まだ曲を聴いたことなかったんだけど、ホントその通りだよなあと思ったし、今も聞く度に思う。
幸せの秘密を完璧につかんだ人の言葉だ。


まさか次のシングルで「バイバイ長い夢」って来ると想像するなんてこれぽっちもできない、今になってあまりに悲し言葉だ。


僕はとてもとても辛い出来事が彼女の身に降りかかったことをテレビやらネットやらで一方的に知っていて、そのせいで「どんなに離れ離れでも ふたりをつなぐ呪文はJOY」から「バイバイ長い夢 そこへ行くにはどうすればいいの?」への変化に過剰なドラマ性を注ぎ込んでいるだけなのかもしれない。勝手で下品な同情までして、シンプルな言葉の力をゆがめてるだけなのかもしれない。それでもとにかく、「長い夢」を聞くと何だか悲しい気持ちになる。
「そばかす」以来の悲しい悲しい喪失の歌。


だからこそ「JOY」がとにかくまぶしく輝いて見える。悲しみに満ちた「長い夢」が鏡になって、「JOY」を照らしてる。曲調自体は特別明るいわけじゃないしたんたんとしてるし(どうでもいいけど、くるりの「World's end super nova」に似てない!?)、「長い夢」の方がよっぽどアッパー。なのに「JOY」聞くと静かで確かなポジティブさに包まれる。


これ書いてる間もずっと「JOY」がリピートだった。
死ぬまでドキドキしたいわ 死ぬまでワクワクしたいわ。
うーん、いい言葉だ。