家庭教師と裏謝恩会

家庭教師を後輩のバナナサーブにひきついだ。たったの7ヶ月くらいだったけれど、めちゃくちゃ楽しいバイトだった。小学生を教えるのも楽しかったし、いただくごはんはおいしかったし、ご家族と話せるのが楽しかった。唯一の心残りは生徒の口癖として「死ねばいいのに」がうつってしまったことだろう。その他、生徒が問題をまちがえるたびに「お前の家族に不幸があればいいのに」「○○が治らない病気になってさえくれれば…」などと不謹慎きわまりない発言を繰り返していたことにようやっと気が付いた。目のさめる思いだ。こんな言葉遣いを許容してくれる家族もなかなかないだろう。懐が広すぎる。お願いだから不幸が起こりませんように。


最後まで二日酔い気味でごめんよ。またマリオカートやろう。


夜は裏・謝恩会があった。色々な先生方の話が聞けて楽しかったしためになった。
一番印象に残ったのはとある先生の「たんなる町医者にはならないで、努力を重ねて人のトップに立つ立派な医者になってください」とうい言葉だった。50才前後になってまだこういうことを言っていられる意志の力というか、むりやりな上を向いて歩こう(上しか向かないで歩こう)イズムに感嘆した。道ばたにはきれいな花がいっぱい咲いているしエロ本だって落ちていて、うちに来たことのある人ならおなじみ、「玉」が転がっていたりもするのに。だのに天だけをあおいでひた進むのってどうにも勿体ない気がしてしまう。先生がその言葉にどのような含みを持たせたのか短い時間でははかりかねるが、「たんなる町医者」をまっとうするってものすごくかっこ良いことだと思うのだけれど。たとえトップに立つことに比べて救える命が少なくても。まあ私に負け犬根性がすっかり身に付いてしまったということだろうか。