2日目


「この子いくつなんですか??」「1歳と8ヶ月ですー。フジロック3回目なんですよー。」


生粋の幼児性犯罪者の僕が言うのだから間違いなく年々フジロックには子連れのパパママが増えているけれどつまり僕のハァハァ度数はうなぎ登りなわけだけれど、上のセリフこそまさにロック胎教で英才教育。うらやましい。将来子供ができたら僕も絶対に愛する子供を夏の苗場へ連れてきてあげなくてはと、そして僕のような性犯罪者の魔の手から愛くるしい笑顔を守らなくてはと思った。
手をつなぎ肩車で重なりながら共に体を揺らし、音のよろこびを伝えるのだ。我が子を無垢で無限の感性を発揮する機会に恵まれず感動の種をびつかせて育ってしまったオトナ(僕のことです)にしてはいけない。ステージの前にいる外国人警備員のように、どれほどすばらしい音楽が鳴っていても眉一つ動かさずにフライドチキンやら牛串ばかりムシャムシャ食べている鉄面皮にしてはいけない(チキンや牛はイメージです)。まだ立つ足の安定しない1歳ちょっとの男の子も3歳でおさげの女の子も、ステージを観てはむじゃきに手を叩きリズムに身を委ねていた。ああパラダイス。


それはそうとこの日は赤犬のロビンさんと握手した!これで僕が握手をしたことのある有名人はソウルフラワーユニオンのベース河村さんと、赤犬のロビンさんの2人になった。我ながら地味すぎる。自分の中では2人ともトップスターだけれどな。

観たもの

!!!(死ぬほど踊った。多分観てた人全員が死ぬほど踊った)
DACHAMBO
NGOのブースをぶらぶら(研修医の人が他にもいた!)
OMAR RODRIGUEZ LOPEZ GROUP
ASH
BEASTIE BOYS(15分くらい)
BOOM BOOM SATELLITES
SIMIAN MOBILE DISCO(レッドが混み過ぎていて、遠くからみんなとだべりながら)
TAKKYU ISHINO

今日のベスト

!!!
このまま溶けてしまうんじゃないかという程に体が動いた。ひりひりしてかっこいい音楽を作りあげるのでも、自分の内面を音に乗せて吐露するのでもなくて、会場のみんなが死ぬほど楽しんで笑顔になるような音楽が僕は好きだ。

今日のひとこま

今日も晴れた。雨も降ったらしいけれど僕はちょうど宿で寝ていた。
昼下がりのオレンジコートは毎年最高にきれい。



続いてこちら。



メニューがびっくりするくらいに駄菓子屋と関係ない。しかも「フジロックメニュー」のくせに、少しもフジロックらしくない。この工夫のなさ営業努力の欠如はある意味すごい。